DPFのフィルターを掃除するなら添加剤が最適|その理由も徹底解説

DPFのフィルターを掃除するなら添加剤が最適|その理由も徹底解説

ディーゼル車にとってDPFは、ディーゼル車特有の有毒ガスをろ過してススを取り除き、キレイな排気ガスを排出するために欠かせない機能です。しかし、車両を使用する際は常に稼働する部分でもあり、フィルターの機能は徐々に低下していくため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

コスパを抑えて長く快適な走りを得たいなら、DPF添加剤を使うのがおすすめです。DPFのフィルターのメンテナンスに最適なBGのDPF添加剤についても詳しく紹介します。

DPFの機能と仕組み

軽油を燃焼させて走るディーゼル車は、軽油の燃えカスから出る微粒子の物質をDPFのフィルターでとらえて再燃焼させ、燃えカスをなくしてからきれいな排気ガスを排出しながら走行します。

通常、ディーゼル車が走行していると、DPF内に一定のすすが溜まった時点でセンサーが感知して燃焼装置が稼働します。燃焼装置の温度は500〜600度にまで達し、ススを燃焼させます。DPFが最適な状態に保たれていればススを燃焼しながら走行できるため、クリーンな排気ガスを排出しながら快適な走行が可能です。

DPFのフィルターが詰まる原因

DPF不調の原因は、80〜90%がインジェクターの詰まりによる温度低下が関係しています。

通常であれば細かい微粒子にして噴射するインジェクターですが、目詰まりするとキレイに噴射できず、通常の燃焼温度(500〜600℃)が温度低下(300〜400℃)になります。燃焼温度が低下してしまうと燃えるはずのススがDPFフィルターに残ってしまうため、フィルターが詰まる原因となります。

また、他の10〜20%に関してはDPF関連部品の故障、もしくはアッシュの詰まりが原因となります。

DPFフィルターが詰まるとどうなる?

DPFフィルターが詰まると以下のような症状が起こります。

・燃焼温度が上がらなくなる
・インジェクターが目詰まりを起こす
・ススが完全燃焼しなくなる

インジェクターが目詰まりを起こす

軽油を細かい微粒子にして噴射するインジェクターは、徐々に燃料を燃焼させるときに発生したカーボンやスラッジの原因となる粘着性のあるワニス、燃料やオイルの燃えカスであるスラッジなどが噴射口に溜まって目詰まりを起こします。

インジェクターが詰まると、トルク不足や加速の低減、エンジン不良などのトラブルが発生する原因となります。長期間、動かしていない車の場合は、目詰まりした物質が固まってしまいエンジンが始動しなくなる場合もあります。

燃焼温度が上がらなくなる

燃料タンクの軽油は、燃料ポンプを通ってエンジン内を循環し、インジェクターの噴射部分に行くと先端のバルブ部分で微粒子化されて噴射されます。

インジェクターに問題がなければ、軽油はきれいに霧状に噴射されて排気ガスは燃焼温度500〜600℃に上がったDPF内に引き込まれて、ススをきれいに燃やしてクリーンな排気ガスを排出します。

しかし、インジェクターに汚れや目詰まりが起こると、エンジン内部やDPF内の燃焼温度が十分に上がらず、ススを完全に燃焼させられなくなり燃えカスが溜まってしまいます。

ススが完全燃焼しなくなる

DPF内に一定量のススが溜まるとDPF内にあるセンサーが反応し、ススを燃やすため燃焼装置のスイッチが入り500〜600℃まで加熱されてススを燃やします。

しかし、DPFが十分加熱されないとススは燃え切らずに残ってしまい、何度も自動再生が起こったり、自動再生の回数が増えてしまいます。自動再生の時間と回数が増えることで、車両のパフォーマンスは下がります。

燃焼の再生を繰り返しても改善しない場合は、DPFの交換が必要になるケースもあるでしょう。

DPFのフィルター詰まりのサイン

DPFフィルターが詰まると次のようなサインが見られます。

・燃焼再生の時間が増える
・燃焼再生の回数が多くなる
・排ガスの量が変化する

これらの症状が見られたら、なるべく早くDPFのメンテナンスをするべきでしょう。

燃焼再生の時間長くなったり回数が増えたりする

通常は、DPFの中に一定量のススが溜まった時点でセンサーが感知し、燃焼装置のスイッチが入ってススを燃やす仕組みになっています。温度が500 ~600℃までになるとススは燃えて消えます。

しかし、インジェクターが汚れて十分な温度まで燃焼装置が上がらないと、ススが燃え切らずにどんどんDPFに溜まってしまいます。その結果、フィルターが詰まるようになるため、自動的に燃焼再生が行われるようになります。

ススの量が増えれば増えるほど、再生の時間は長くなり、また回数も増えるのです。新車やトラブルがないトラックやバスでも、月に1〜2度は約20分の再生を行います。これ以上の時間がかかったり回数が多かったりする場合は、DPFフィルターの詰まりを疑いましょう。

排ガスの量が多くなる

DPFは、有害物質をきれいにろ過して排気ガスを排出するための装置です。しかし、DPFのフィルターが詰まってしまうと十分にススを燃焼しきれません。結果として、DPFが正常に働いているときよりも多くの排ガスの量を排出します。

また、異臭がするような場合も、DPFの不具合が疑われますので、速やかに対策を取る必要があるでしょう。

DPFフィルターの詰まりを解消する方法

DPFフィルターの詰まりを解消する方法には、次のようなものがあります。

・燃焼を再生させる
・DPFを洗浄する
・DPFを交換する
・DPF添加剤を使う

燃焼を再生させる

燃え残ったススの量が増えるためにDPFフィルターが詰まってしまうため、燃焼を再生することで、燃えカスを消すことができます。再生手段は自動再生・手動再生・強制再生があります。

自動再生

自動再生とは、コンピューターで燃焼を自動的に燃焼する方法です。車両の走行中に、DPF内にある程度のススが溜まると自動で燃焼を開始します。自動再生を開始すると、エンジンの回転数が上がり、水温は300℃近くまで上がってDPFの再生がスタートします。

手動再生

手動再生は、車両のユーザーやドライバーが自ら再生を行う方法です。手動再生を行うときは、一旦車両を止めて、高回転のアイドリングを行いインジケータランプとDPF再生ボタンを押して開始します。

インジケータランプが点滅している場合は、必ず手動再生を行いましょう。もし、手動再生を行っている途中で中断してしまった場合は、なるべく早く再開してください。

また、インジケータランプが点滅しているのに手動再生を行わないと、インジケータランプとエンジンチェックランプが点灯して、エンジンが制御されてしまいます。車両の速度は40〜50kmに制限されてしまい、修理が必要になるため注意が必要です。

強制再生

強制再生は、ディーラーや整備工場で行う最終的な手段です。ディーラーや整備工場の専用テスターなどを使って、強制的にDPFの中を約600°C近くまで上げて、DPF内に残った有害物質を再燃焼させます。

強制再生を何度も繰り返すと、DPFへの負担が大きくDPF内の触媒が溶損する可能性があります。強制再生してから1週間~3週間程度で再びチェックランプやインジケータランプが点灯する場合は、触媒の洗浄やDPFの交換が必要かもしれません。

DPFを洗浄する

DPFを分解して洗浄すれば、内部に溜まっているアッシュやススなどの汚れを落とせます。DPFを洗浄する頻度は、車種や使用頻度、車の走行距離などで異なりますが、手動再生を頻繁に行うようになってきたときがタイミングと考えるとよいでしょう。

DPF洗浄の費用は、車種によって変わりますが、約7〜10万円かかります。

DPFを交換する

DPF自体を交換すれば、フィルターの詰まりも解消しススを適度に燃やせるようになります。ただし、DPF交換はコストが高いため頻繁に行うことはできません。DPFの交換費用相場は以下の通りです。

2トン車:約40万円〜50万円
4トン車:約60万円〜70万円
10トン車:約100万円〜120万円

10トン車の場合、DPF洗浄と比べると10倍のコストが必要です。DPFのフィルターが詰まるたびにDPFそのものを交換するのは、合理的ではありません。

DPF添加剤を使う

DPF添加剤には、さまざまな種類があります。

適切な添加剤を使えば、普段のメンテナンスではきれいにできないエンジン内部の汚れを取り除いて、エンジン自体の性能を回復させられます。DPFのフィルターの汚れを落とすだけではなく、燃費の向上やスムーズな加速、きれいな排気ガスの排出など多くのメリットが期待できるでしょう。

DPF添加剤を使用する際のコストは、1回約2万円とDPF洗浄よりも安いため、日頃のメンテナンスに最適といえます。

DPFフィルターの詰まりに添加剤がおすすめな理由

DPFフィルターの詰まりを解消する場合、さまざまなメリットがある添加剤が最適です。

コストを抑えられる

まずは、DPFの交換や洗浄などよりもはるかに安い費用でDPFフィルターのメンテナンスができる点は、添加剤を使用する大きなメリットといえます。

先ほどもご紹介したように、DPF添加剤を使ったメンテナンスは、DPFの交換や洗浄よりも大幅に安く、約2万円程度で済みます。

「多くのディーゼル車を所有している」「メンテナンスにあまり高いコストはかけられない」という方にもぴったりでしょう。

休車せずに稼働できる

DPF添加剤を使えば、DPF洗浄や交換のようにディーラーや整備工場に車両を預ける必要がありません。

稼働前や作業が終わってから添加剤を使うだけなので、休車せずに稼働ができる点もとても効率的です。

燃費が良くなる

DPF添加剤を使ってDPF内をきれいにすると、インジェクターやサプライポンプ、コモンレール、燃焼室、インテークバルブなどの汚れも一緒に落とせます。

そのため、エンジン全体のメンテナンスができて、燃費の向上や快適な走りを実感できるでしょう。

DPF添加剤を選ぶポイント

DPF添加剤は、さまざまなものが販売されていますが、どれを使っても同じというわけではありません。DPFやエンジンを長く快適に使うためにも、安心して使える安全な添加剤を選ぶようにしましょう。

DPFへの副作用がないもの

DPFの添加剤は、一般的には酸化セリウムや酸化鉄などの金属系成分が配合されていますが、これはススの燃える温度を下げるためです。

DPFへの副作用を最小限にするためには、金属系成分を使っていない添加剤を選ぶと良いでしょう。

リカバリー効果が高いもの

DPFを交換したり、丸洗いのような洗浄をすればDPFはきれいになります。しかし、その作業自体に手間がかかるうえに高い費用が必要です。

さらに、交換や洗浄している間は車両を使用できないため、休車させなければいけません。安全なDPF添加剤を使ったメンテナンスであれば、部品を外したり取り換えたりする必要がなく、DPFの不調を回復させた後もリカバリー効果が長く続くでしょう。

全ての条件を満たしたBGのDPF添加剤の特徴

BG製品は、日本だけでなく世界レベルで広く製品が使用されています。なんと全世界90カ国、10万点以上の自動車ディーラー、整備工場等で使用されています。また、数々の大手企業がすでに採用している実績も多くあり、信頼性も高いです。

DPFの添加剤の特徴は、燃料タンクに入れるだけでインジェクターにこびりついた汚れを少しずつゆっくりと溶かして燃やすことが可能で、DPF内に異物を残さない方式で問題解決できます。

副作用がなく、DPF回復後の正常状態の持続率も長いという点は他社にはないBG製品ならではの強みです。DPF添加剤を使用することで部品を外したり、洗ったりせずとも8割〜9割の問題が解決できます。また、直らなかった場合も残りの2割の原因は明確に分かる点も強みです。

コストも洗浄器具を使用する場合は1回の洗浄で約1.2万円〜2万円程度で、添加剤を燃料タンクに添加する場合は1回の洗浄で約9千円で済みます。

BGのDPF添加剤の詳細

実際に使用するDPF添加剤は、紫ラベル「DFCプラスHP」と青ラベル「ディーゼルケア」の2種類があります。使い方は専用洗浄器具の使用の有無で変わりますが、基本的には液剤を燃料タンクに入れるだけでキレイに洗浄できます。

使用して「毎日強制再生してたけど、明らかに回数が減った」や「エンジンの回転がスムーズになった」などの効果が得られた声が多く挙がっています。

「ディーゼルケア スターターセット」を選べば、全てが揃っているのですぐにDPF添加剤を使用することが可能です。専用洗浄器具が付いているので、効率的に作業ができ、実際の汚れやキレイになった様子を見て体感することができるため、おすすめです。

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DPFフィルターはBGの添加剤でメンテナンスがおすすめ

DPFフィルターは、ディーゼル車を走らせるときに発生する有害物質をろ過して、クリーンな排気ガスを排出するために欠かせない機能です。一定量のススが溜まると自動的に燃焼してススを完全に燃やしてくれますが、使い続けるうちに燃え残ってしまったススなどが溜まり、フィルターが詰まってくるため定期的なメンテナンスが欠かせません。

コストを抑えて快適な走りを維持したいのであれば、BGのDPF添加剤を使うのがおすすめです。メーカーや整備工場に持っていく手間や休車のダメージがなく、素早くフィルターをきれいにできます。

安心して使えるBGのDPF添加剤を使用することが、ディーゼル車を長く快適に使用するポイントです。

BGのDPF添加剤について詳しく知りたい方はこちら

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