トラブルや不具合で整備工場に持ち込まれる車は、さまざまな症状を抱えています。不具合の1つに異音があります。「走行中にエンジンから変な音がする」「エンジンの異音が気になる」などの理由で点検を行うことは日常茶飯事です。
しかし、ご存知のようにエンジンの異音は症状によって異なり、音の特徴から原因を特定して適切な対処を行わなければいけません。
本記事では、エンジンが静かになるための対処法について詳しく解説します。また、整備や点検に最強のおすすめのエンジンオイル添加剤も紹介するのでぜひ参考にしてください。

著者紹介
全米シェアNo.1の自動車用品(添加剤・洗浄剤)を扱うBG Japanの「ケミカル副社長」です。
BG Japanでは、自動車(ガソリン・ディーゼル)に使われている様々な潤滑油や洗浄剤を販売しています。BGでは、最新・最先端の技術で製品を作っており、科学に基づいた製品を使うことにより、車両をより良い状態で維持できます。
今回の記事では、エンジンオイル添加剤を使用すれば異音が静かになるのかについて解説します。エンジンが静かになる以外にも、複数の症状を改善できる添加剤も紹介しますので、参考にされてください。
エンジンから音がする原因

走行中にエンジンから音がすると、ほとんどのユーザーは不安を感じ、車を点検に出すと思います。特に、「最近急に異音がするようになった」「新車のときには気づかなかったのに、最近車を走らせていると音が出る」などのように、今までは気にならなかったけれどエンジンから異音がするようになると、車に重大な不具合が起きているのではと心配になるものです。
エンジンから音がする原因は、オイルのクッション性が下がった、エンジンオイルが劣化している、エンジン内部のパーツの劣化、クリアランスの増大などさまざまです。
エンジンの異音は、エンジンオイルの交換やエンジンオイルの種類を変えることで改善できるケースも少なくありません。そのため、まずは持ち込まれた車のエンジンオイルをチェックするという方も多いのではないでしょうか。
エンジンからの異音で判断する症状

エンジンの異音の中には、深刻なトラブルのサインである場合もあります。整備士の方は、ユーザーから「異音がする」と車を持ち込まれた際は、まずどんな音がするのか識別するはずです。要注意の音について、確認していきましょう。
カタカタいう音
エンジンがカタカタと鳴る場合、エンジンオイルの粘度が低い可能性があります。粘度の低いエンジンオイルは、ご存知のように抵抗が少ないため、燃費を良くする効果があります。
カタカタという音が気になる場合は、エンジンオイルの粘度を高くすることで異音が消えるケースがあります。高粘度のエンジンオイルは抵抗が大きく、クッション性が高いため、エンジンからの異音を和らげてくれます。
カリカリ、ガラガラという音
カリカリという音は、ウォーターポンプの不具合かもしれません。カリカリではなくガラガラと聞こえることもあります。
ウォーターポンプは、エンジンを冷やすための冷却水を循環させる装置ですが、このウォーターポンプに不具合が起きると、十分にエンジンを冷却できなくなってしまいます。そのまま放置するとオーバーヒートして、エンジンが焼けてしまう可能性があるので注意が必要です。
キンキン、カンカンという音
冷却水が不足して、オーバーヒートがすでに起こっている場合、キンキン、カンカンという音がすることがあります。この音がするということは、エンジンの熱を冷ます役割のウォーターポンプのベアリング部分の損傷を疑うのが基本です。
最初の頃の異音が「カリカリ」という音だったのが、そのまま放置していて症状が進行し「キンキン・カンカン」という音に変わっていったとヒアリングできれば、早急に対策が取れます。
異音の種類と合わせて、エンジンの回転数が安定しているか、加速は悪くないかなどの症状をチェックして、エンジンの焼き付きを起こす恐れがあるかを判断しましょう。
キュルキュルという音
キュルキュルという異音は、ファンベルトの緩みや、経年劣化によるゴムの傷みなどが考えられます。特に、雨の日や車のエアコンをつけたときに、キュルキュルという音がするようならファンベルトやゴムを確認しましょう。
ファンベルトが切れると関連するパーツが動かなくなり、エンジンがかからなくなったり、エアコンがつかなくなったりするトラブルが起こります。
ファンベルトは消耗品なので、キュルキュルと音がしたら劣化の状態を見て、必要であれば新しいものに交換となります。ファンベルトをそのまま使用していると、滑りが進み最終的にはオーバーヒートを起こすこともあるので、早めの交換が大切です。
また、プーリーの錆び付きが原因で、ファンベルトとの摩擦が強まりベルト鳴きが発生することもあります。異音とともにゴムの焼ける匂いや焦げる匂いがする場合は、ベルト鳴きである可能性が高いでしょう。
ヒューンという音
ヒューンと音がする場合、オルタネーターの故障が考えられます。オルタネーターの不具合で異音がするときは、アクセルと連動して音が鳴るのが特徴であることはみなさんご存知でしょう。
オルタネーターは車を充電する部品で、エンジンが動いている間はずっと動き続けるものです。そのため、異音をそのまま放置していると、エンジンが始動しなくなったり、車が止まったりすることもあります。特に、年式が古い車や走行距離が長い車でヒューンという音がする場合は気をつけましょう。
エンジンの異音別修理費用の目安

エンジンの異音は、車のさまざまな不調を表現しています。音の種類によってかかる費用のおおよその目安を見てみましょう。
トラブルの内容によっては、エンジンの載せ替えなど大がかりで高額な修理が必要になる場合もあります。
エンジンが静かになるエンジンオイルはある?

「エンジンが静かになるには、エンジンオイルを変えればいい」と考える方もいるでしょう。確かに、エンジンオイルの粘度が、エンジンの音に深く関わっているのはみなさんご存知の通りです。
粘度の低いエンジンオイルを使用すれば、抵抗が減るので燃費や低温始動性が向上します。しかし低粘度のエンジンオイルは、燃焼する工程で起こる衝撃を受け止めて分散させる働きが低下しやすいという特性があるため、エンジン音が大きいと感じることがあります。
また、メーカーが指定した粘度のエンジンオイルを入れている車でも、経年によるエンジン内のパーツの劣化やクリアランスの増大によって、新車よりもエンジンの音が気になってくるケースも少なくありません。
つまり、エンジンオイルの種類を変えることで、多少音が静かになる可能性はありますが、重大な不具合が原因で異音がする場合は、根本的な解決ではないため、また音がしてくることも考えられるのです。
単純に異音解消のために粘性の違うエンジンオイルに変えるのではなく、どのようなタイミングでどんな音が聞こえるのかしっかりヒアリングし、必要であれば詳しい点検を行って異音の原因を突き止めて対策を取る必要があります。
エンジンオイル添加剤で対応できる場合も
エンジンの音が静かになる方法として、エンジンオイル添加剤を使うやり方もあります。エンジンオイル添加剤は、不具合や目的に合わせてさまざまな種類があります。
症状に合わせた最適なエンジンオイルを使えば、エンジンが静かになる、燃費が良くなる、オイル滲みを止められるなど気になる症状を改善できます。
異音の種類を特定して、それに合うエンジンオイル添加剤を選びましょう。
最強のエンジンオイル添加剤なら複数の効果が期待できる!

異音対策としてエンジンオイル添加剤を使う場合は、BG社のRF-7がおすすめです。一般的なエンジンオイル添加剤は、異音や白煙、オイル上がりやオイル下がりなどの症状別に有効成分が配合されています。
そのため、改善したい症状に合わせて、エンジンオイル添加剤を選ばなければいけません。実は、異音やそれ以外の不具合によって持ち込まれる車の本当のトラブルの原因を突き止めるのはなかなか容易ではないことは、多くの整備士さんが実感していることでしょう。
エンジンオイル添加剤なら、エンジンオイルに添加するだけで不具合に対応できるので簡単ですが、原因を調べる手間がかかります。また、万が一決定的な原因が分からなかったり、間違っていたりした場合、選んだエンジンオイル添加剤では不具合が解消しないばかりか、さらにトラブルが起こる可能性もあります。
BG社のRF-7は、1本で7つの不具合を解消できる優れたエンジンオイル添加剤です。多くのオイル系のトラブルを1つで解決できます。原因究明のための作業を短縮できるため、作業効率も上がるでしょう。このようなエンジンオイル添加剤は、ほかにはありません。
BG社のRF-7の特徴

BG社のRF-7には、次のような特徴があります。
- 特許を取得
- エンジン内部の問題を修正する成分配合
- 軽度と重症の切り分けがしやすい
- コスパに優れている
特許を取得
RF-7は、特許を取得しています。そのため、一般的なエンジンオイル添加剤と比べると成分がとても濃く、効き目も素早く分かります。また、一般的なエンジンオイル添加剤は、車両への副作用を考慮してあえて薄く作られています。
RF-7を使った整備士の方からも「成分が濃く、効き目がすぐにわかる」との感想をいただいています。特許の関係で、同じものは他社では作れない点は、BG社のRF-7の大きな強みといえるでしょう。
エンジン内部の問題を修正する成分配合
BG社のRF-7には、エンジン内部の問題を修正する成分が配合されてます。この点も他の添加剤にはない特徴です。
たとえば、RF-7 にはシールを柔らかくしなやかに保つシールコンディショナーが含まれていて、シールコンディショナーによって高温状態でオイルが薄まらないよう機能を高めて改善させます。
また、リングランドの密閉性が悪かったりシリンダー壁部分が摩耗したりしている古いエンジンは、RF-7が高温状態でエンジンオイルの粘度特性を高めて、オイルが薄まってリングから漏れ出ないようにします。
さらに、RF-7はクッションを形成するため、オイルの損失を減少させ、圧縮を増大または維持して、シリンダー壁の摩耗を防止する効果もあるのです。これだけの有効成分を配合しているため、多くの不具合をRF-7、1本で解決できます。
軽度と重症の切り分けがしやすい
RF-7なら、軽度か重症かの切り分けがしやすくなります。たとえば、RF-7を添加してもまだ、チェックランプが付くようであれば、オイル食いや油圧異常、酸化や腐食が不具合の原因ではないことがすぐにわかります。
内部を開けて詳しい点検をしなくても、ある程度の切り分けができるため、作業の効率化を図れるでしょう。
コスパに優れている
RF-7を使えばコストも抑えられます。一般的なエンジンオイル添加剤の場合、症状や不具合に合わせて何本もの製品を使わなければいけません。しかし、RF-7なら1本で7つの不具合を改善できるため、作業工程だけではなくコストも抑えられます。
RF-7の使い方

RF-7の使い方は、とても簡単です。エンジンオイル5Lに対して、RF-7を1本(325mL)添加すればOKです。軽自動車に使用する場合は、半分の量でも十分に効果を感じられるでしょう。
エンジンオイル系のチェックランプ対応は、RF-7だけでOKです。新しいエンジンオイルと交換したときに、RF-7も一緒に添加するとさらに効果的です。RF-7を入れた後は、できれば10~20分ほど走行するとよいでしょう。早く混ざるため効果もより早くでます。
RF-7は粘性があるため、冬季や寒冷地など気温が低い場合に、製品が固くなったり、成分が分離したりすることがありますが、特に品質に問題はありません。オイルジョッキでよく混ぜてからエンジンオイルに添加してください。
エンジンが静かになる最強のエンジンオイル添加剤を活用しよう

エンジンの異音は、音の種類によってさまざまな不具合が隠されています。点検や修理の場合は、まず、どのような異音がするのかを確認し、不具合を特定しましょう。
症状によっては、エンジンオイルの交換やエンジンオイル添加剤で改善するケースも少なくありません。エンジンオイル添加剤で対応する場合は、BG社のRF-7がよいでしょう。1本で異音はもちろん、7つの不具合を改善できます。
重症との切り分けもしやすいため、効率的に作業を進められるでしょう。